2013年3月23日(土)から5月19日(日)までの期間中、大河原氏のデザインを歴史的に検証しながらその魅力に迫る「超・大河原邦男展 -レジェンド・オブ・メカデザイン-」が、兵庫県立美術館にて開催される。
観覧料金は、一般が1,300円、大学生が900円、高校生・65歳以上が650円。前売料金および20名以上の団体割引料金は、一般が1,100円、大学生が700円、高校生・65歳以上が550円、中学生以下無料。前売券は現在チケットぴあ、ローソンチケットなどで販売中。
展覧会は、大河原デザインの秘密に迫る7つの章により構成され、ほとんどが本邦初公開となる大河原氏直筆の設定資料や、宣伝ポスターや原画などのカラーイラスト、高さ4mの「1/1スコープドッグ(倉田光吾郎制作)」といった立体造形物など、あわせて400点以上の出品作品数が出揃う、まさに“超”大河原邦男展となっている。
それでは12月19日(水)に実施された、大河原邦男氏も登壇する「超・大河原邦男展 -レジェンド・オブ・メカデザイン-」記者発表の様子をレポートしていこう。
▲左より蓑 豊(みの ゆたか)氏、大河原邦男氏。
記者発表では、大河原邦男氏に加え、兵庫県立美術館 館長・蓑 豊(みの ゆたか)氏、兵庫県立美術館 担当学芸員・小林 公(こばやし ただし)氏が登壇。
まずは、蓑 豊氏からの挨拶が行われ「ガンダムの生みの親としての大河原氏を色々な人に知ってもらう機会になれば」と今回の展覧会への意気込みが語られる。
続いて大河原氏は自らの来歴に加え、デザイナーとしての仕事を始めた当時、神戸で1ヶ月ほど研修として滞在したことを明かし、さらに阪神淡路大震災の後、復興シンボルとして「アニメーション神戸」という団体があり、そこで特別賞に選ばれたことなど、神戸との関わりを語る。さらに展覧会に関して「会期中、ぜひ多くの方に足を運んで頂きたい」と期待を語った。
▲ガンダムと共に育ったという学芸員、小林公氏。
さらに本展示会を企画した、学芸員・小林 公氏からは、今回の展覧会「超・大河原邦男展」は何が“超”なのかという切り口から、展覧会の紹介が行われた。
1つ目の“超”は「境界を“超”える」という意味で、大河原氏のデザインしたメカを知りながらも、大河原氏をあまり知らない、美術ファンだけでなく、アニメファンだけでなく、分け隔てのない色々な世代の人々に見てもらいたいと語る。
2つ目の“超”は「内容が“超”」という意味で、デザイナーとしての大河原氏の仕事が凝縮されている「設定資料」の出品が行われ、門外不出のものである「設定資料」を史上初めて大規模な展示を実現する。
最後の“超”は「ボリュームが“超”」という意味で、300点を超える設定資料や、大河原氏直筆のイラスト作品を60点以上、さらに大河原氏デザインのロボットの玩具類、大河原氏自身が製作された立体物が40点ほど展示され、さらに4m大の「1/1スコープドッグ」もあわせて展示されるなど、見所満載の展示会についてが紹介された。
いよいよ「超・大河原邦男展 -レジェンド・オブ・メカデザイン-」は、来年3月23日(土)より兵庫県立美術館にて開催される。
二度と見られないかもしれない貴重な資料も多数展示されるこのイベントをお見逃しなく!
詳しくは、 「兵庫県立美術館」公式サイトにてご確認ください。
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