東京・お台場の「ダイバーシティ東京 プラザ」7階で営業中の最先端エンターテインメント・スペース「ガンダムフロント東京」を特別会場とした、ガンダムフロント東京スペシャルナイト第1弾「シャアを語ろう!池田秀一×潘恵子トークショー」が、5月10日(金)に開催された。
ステージには『機動戦士ガンダム』のシャア・アズナブル役でおなじみの池田秀一氏と、ララァ・スン役の潘 恵子さんが登壇。2人で「シャア」という人物像について熱く語った。
池田氏はシャアとの出会いについて「オーディションです。アムロ役も受けましたが、どうもあの軟弱な男は…。万が一受かってしまったらどうしようかと思いました」と会場の笑いを誘い、(シャアの)役作りには何も苦労はなかったと明かした。
潘さんは、ララァの前にガルマ・ザビの婚約者、イセリナ・エッシェンバッハ役を演じており、「(イセリナを演じ終わり)これで終わった!さようなら!という感じだった。再びララァで現場に加わったが、その頃(作品の)3分の2が過ぎていたのでちょっと入りづらかった」とガンダムチームとして結束力が高まっていた当時のスタジオの雰囲気を語った。
トークが盛り上がる中、話題はアムロ・レイ役の古谷徹氏に。「当時(古谷氏)は酒も飲まないし、付き合いが悪くて。三十何年前は本気でやっつけようと思いました」と池田氏がコメント。古谷氏とは現在では飲みに行ったり、ゴルフなどを共にする「すてきなライバル」関係にあるとのこと。一方で、ブライト・ノア役の故・鈴置洋孝氏とは年が近く、収録が終わると連邦もジオンも関係なく毎週飲んでいたというエピソードが語られた。
続いて、『機動戦士ガンダム』の中で最も好きなシーンを問われると、池田氏はテキサスコロニーの場面から妹・セイラに向けられた「アルテイシア、すぐに木馬を降りろ。地球に降りられるだけの金塊は残していく。私がマスクをしている理由がわかるか?私はお前の知っているキャスバルではない。シャア・アズナブルだ。過去を捨てた男だ!」というセリフを、藩さんはニュータイプとしてはじめて恋愛を感じたという「なぜなの?なぜ遅れて私はあなたに出会ったのかしら。あなたと出会ったからってどうなるの?どうにもならないわ。どうにも…」というアムロとのシーンを挙げた。また、それぞれの役を演じながら読み上げると、会場からは大歓声が上がった。
来場客から寄せられた「自分の役以外でやりたい役は?」という質問に対して、池田氏はランバ・ラルを選択。いい女が横にいるのがポイントとのこと。藩さんは「一生に一度出会えるかという素敵な女性」としてやはりララァがいいと答えた。
ステージの最後にはジャンケン大会が行われ、会場に展示されている実物大シャア専用ザクヘッドの前で池田氏と記念写真が撮れる賞と、ガンダムフロント東京のパンフレットに藩さんがその場でサインを入れてくれる賞という豪華なプレゼントがそれぞれ1名ずつに贈られた。トークショーは池田氏、藩さんからの『機動戦士ガンダム』への思いで締めくくられ、大盛況の内に幕を閉じた。
池田秀一氏(シャア・アズナブル役)
「久々に、こうしてシャア・アズナブルの素敵なイベントをやって頂きまして、シャアもララァも一緒に感激しています。みなさんのおかげで来年35周年を迎えます。色々やりますので、期待してください。今日はありがとうございました」
藩 恵子さん(ララァ・スン役)
「池田さんがシャアをやってくださっているおかげで、みなさんにお会いすることができました。またどこかでお会いできるのを楽しみに、私もガンダムを応援したいと思います。ありがとうございました」
ガンダムフロント東京では現在企画展リレー第1弾として「機動戦士ガンダムの誕生とシャア・アズナブル展」を開催中。会期は6月5日(水)まで。
第2弾「機動戦士ガンダムの誕生とアニメーター 安彦良和展(仮)」は6月7日(金)~7月19日(木)に、第3弾「ガンダムサイエンス展(仮)」は7月20日(土)~9月上旬に開催される予定となっている。1周年を迎え、ますます盛り上がるガンダムフロント東京を今後もお見逃しなく!
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