1,300点におよぶ制作資料などから『機動戦士ガンダム』の魅力に迫る「機動戦士ガンダム展」が、大阪文化会館・天保山にてついに開幕した。
開催初日となる7月12日(土)には、『機動戦士ガンダム』の総監督である富野由悠季監督をはじめとした豪華ゲストや主催者が登壇し、開催を心待ちにしていた多くの来場者とともに展覧会の幕開けを祝う開会式が執り行われた。
それでは、開会式の模様と展示会の内容、同会場にて販売される限定アイテムなどを写真とともにレポートしていこう。
▲開催初日には、開場前から長蛇の列が!
7月12日(土)、開場を今か今かと待ち望む来場者が列を成す中、「機動戦士ガンダム展」の開会式が、大阪文化館・天保山のロビーにて執り行われた。
開会式は、朝日新聞社の坂本弘子さんによる主催者代表挨拶でスタート。『機動戦士ガンダムTV放送開始から35周年となる今年、もっともっと多くの人にその素晴らしさを知ってほしい』と、今回の展覧会に対する意気込みを語った。
また、7月11日(金)の朝日新聞夕刊のトップニュースに『機動戦士ガンダム』が登場し、坂本さん自身も驚くほど大きく扱われていることに触れ、『今年の大阪は暑くなりそうですが、この天保山はもっと熱くなりそうです。皆さん覚悟して楽しんで頂ければ』と、期待を込めてコメントした。
続いて、現在も『ガンダム Gのレコンギスタ』を制作中の富野由悠季監督が登壇し、『35年前、たかが巨大ロボットもののアニメの原画とか背景美術に過ぎなかったものを今まとめて観て、特に大河原、安彦、中村光毅の画の持つ、データ時代に生きる我々にとって絶対に忘れてはいけないビビットな力に衝撃を受けました』とコメント。
そして、『お年を召した方は、それがどういうものかというのを見抜いて欲しい。これから大きくなる子供達には、一見楽しく見えるものに“すごい何か”が含まれていることを感じて頂けたら嬉しいと思いますし、そういう展示になっていると思います。“楽しんでください”とは言いません!今言ったようなことを考えて頂きたい。子供達はとにかく“ワーッ”という風に観て頂いて結構なので、ぜひ来て頂きたいと思います』と、来場者に求める心構えを説いた。
そして、開会を祝してのテープカットが行われ、いよいよ展示会がスタートした。
【左】朝日新聞社 執行役員 企画事業担当 坂本弘子さん
【右】機動戦士ガンダム総監督 富野由悠季氏
【右】機動戦士ガンダム総監督 富野由悠季氏
▲左より、大阪文化館・天保山 大阪シティドーム 代表取締役社長 湊 通夫氏、創通 代表取締役社長 青木 建彦氏、朝日新聞社 執行役員 企画事業担当 坂本弘子さん、富野由悠季監督、バンダイ 代表取締役社長兼チーフガンダムオフィサー 上野 和典氏、サンライズ 代表取締役社長 宮河恭夫氏。
▲いよいよ展覧会への入場がスタート!
▲展示作品をより一層楽しむための音声ガイドは、アムロ役の古谷 徹氏による「白の章」、シャア役の池田秀一氏による「赤の章」、ミライ役の白石冬美さんによる「黄の章」の全3種が用意されている。
さらに、「赤の章」には1日10台限定で「シャア専用機」が用意されているという遊び心も!
さらに、「赤の章」には1日10台限定で「シャア専用機」が用意されているという遊び心も!
<I:オープニングシアター「大気圏突入」>
展覧会は、今回のためにサンライズが新たに制作した映像「大気圏突入」よりスタート。ブライト艦長やミライ、セイラとともにホワイトベースの艦橋の中から、『機動戦士ガンダム』第5話のような大気圏突入シーンを体感することができる。
▲ガンダムやシャア専用ザクも登場する迫力の映像は、ぜひとも自分の目で確かめてほしい。
<II:メイキング・オブ・ガンダム>
第2章となる「メイキング・オブ・ガンダム」では、『機動戦士ガンダム』に至るまでの過程や、その世界観を形作る背景美術の数々を実際の資料と共に観ることができる。
これまで、総出品点数1,000点という形で告知されていたが、実際には1,300点の制作資料が展示されているとのことだ。
▲初期案となる「ガンボーイ」の企画資料をはじめ、キャラクターやメカデザインの原案などが展示される。
▲当時の富野監督の机を再現した展示では、俗に“富野メモ”とも呼ばれる、富野監督自ら描いたモビルスーツやキャラクターが壁面に配置されている。
▲中村光毅氏が描く『機動戦士ガンダム』の美術ボードの数々も。さらに、天井には地球とコロニーの位置関係がわかりやすく立体化された模型が展示されている。
▲『機動戦士ガンダム』の世界観を語る上では欠かせない「スペース・コロニー」をわかりやすく理解することができる、1/30000スケールの模型も!
▲制作資料だけでなく、大河原氏、安彦氏、中村氏が描く原画の数々も展示。あわせて展示されているセル画は、保存の関係で2週間ごとに入れ替えられるとのことだ。
▲展示室から展示室へ移動するための階段にも、ガンダムファンをニヤリとさせる心遣いが!
▲続く展示では、安彦良和氏の描く力強い“目”が来場者を迎える。安彦氏の描く原画が約20ほどのブロックに分けて展示され、名場面・名ゼリフを軸に『機動戦士ガンダム』の物語を体感することができる。
▲実に約570点もの原画が展示され、安彦氏の鉛筆の動き、描く線を存分に堪能することができる。
▲大河原邦男氏の描く、圧倒的な数のモビルスーツが展示される。
▲左右の壁に所狭しと展示される、連邦軍・ジオン公国軍それぞれのMSの設定線画に加え、ガラスのゆがみを利用した迫力のジオラマも展示されるなど、“モビルスーツ”の魅力を存分に堪能することができる。
なお、第2章「メイキング・オブ・ガンダム」の最後には来場者だけのお楽しみとして、ある“サプライズ展示”が用意されている。展示は、『機動戦士ガンダム』を観たことのある人であれば必ず「あぁ、あのシーンをイメージしているんだな」と気付く、スペシャルなものとなっているので、ぜひとも自分の目で確かめて欲しい。
<III:ガンダムは終わらない>
いよいよ最後の展示となる第3章「ガンダムは終わらない」では、富野由悠季監督が手掛けるシリーズ最新作『ガンダム Gのレコンギスタ』が紹介される。
さらに、『機動戦士ガンダム』より続いてきた「ガンダムシリーズ」をまとめたダイジェスト映像「ALL G トリビュート・クロニクル」の上映も行われる。
▲富野由悠季監督の強い要望で制作されたという「軌道エレベータ キャピタル・タワー」のジオラマに加え、初展示のものを多く含む制作資料、最新ガンプラなど目白押しの展示内容!
▲これまで制作された全ての「ガンダム」作品が、35周年を記念して制作された楽曲「G35」とともに1つの映像にまとめられたファン必見の映像だ!
本展覧会のために集められた、1点1点全てが観る人に衝撃を与える展示物の数々。
富野監督が語る「データ時代に生きる我々にとって絶対に忘れてはいけないビビットな力」をぜひとも自分の目で観て、体感してほしい。
「機動戦士ガンダム展」の会場となる大阪文化館・天保山では、今回の展示会にあわせた数々の限定アイテムが販売されている。ぜひともチェックして、この記念すべきアイテムをゲットしよう。
▲ファン垂涎の限定ガンプラも!ボックスアートも特別製だ!
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HG RX-78-2 ガンダムTHE ART OF GUNDAM OSAKA Metallic Edition 1,650円(税込)
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HGUC シャア専用ザク&量産型ザクTHE ART OF GUNDAM OSAKA Metallic Edition
2,200円(税込) |
【左】MG RX-78-2ガンダムVer.3.0 メカニカルクリア 4,900円(税込)
【右】MG シャア専用ザクVer.2.0 メカニカルクリア 3,800円(税込) |
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メガサイズモデル RX-78-2ガンダム
カラークリア 8,450円(税込) |
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ハロクランチ缶 トラ柄 / たこ焼き柄 各800円(税込)
開催地となる大阪にちなんで、トラ柄&たこ焼き柄のハロが登場!
開催地となる大阪にちなんで、トラ柄&たこ焼き柄のハロが登場!
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名セリフクッキー 大阪Ver. 600円(税込)
■ ハロのどら焼き 大阪Ver.ハロトラ 1,000円(税込)
■ ポテトチップス たこやき味 900円(税込)
同じく大阪にちなんだ多様なおかしも登場!
■ ハロのどら焼き 大阪Ver.ハロトラ 1,000円(税込)
■ ポテトチップス たこやき味 900円(税込)
同じく大阪にちなんだ多様なおかしも登場!
【左】ボールペンセット 1,200円(税込)
【右】メラミンカップ 各700円(税込) |
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メラミンプレート 各700円(税込)
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3Dアートコレクション 1,000円(税込)
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ロルバーン ザク / シャア / ガンダム(全3種)
各700円(税込) |
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ジグソーパズル 4,000円(税込)
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並ベストショー SIDE1連邦 / SIDE2ジオン
各1,800円(税込) |
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ペーパーバッグ 600円(税込)
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ガンダムカフェ フェイスマグカップ
量産型ザク / シャア専用ザク / ガンダム 各1,200円(税込) |
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トートバッグ 連邦軍 / ジオン軍 各2,200円(税込)
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Tシャツ 35周年 / ガンダム / シャア専用ザク / 連邦軍 / ジオン軍 各2,700円(税込)
■ ベースボールCap 3,800円
■ メッシュCap 連邦軍 / ジオン軍 各2,200円(税込)
■ ベースボールCap 3,800円
■ メッシュCap 連邦軍 / ジオン軍 各2,200円(税込)
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カンバッジ(小) 各250円(税込)
ガンダムやシャア専用ザクはもちろん、ザクレロやジオングまで様々な機体がカンバッジに! |
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カンバッジ(大) 各400円(税込)
劇中で巨大なビグ・ザムやララァ専用MAは、カンバッジでも大きめサイズ! |
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スマホジャケット iPhone5/S用
モビルスーツ / G35 / ロゴブルー / ロゴイエロー 各2,200円(税込) |
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デコメタ
THE ART OF GUNDAM(ゴールド / シルバー) 35周年(ゴールド / シルバー) 各550円(税込) |
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ポストカード 全21種 各100円(税込)
■ ポストカード 35周年3枚セット 300円(税込) |
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切取メモ 劇場版ポスター 各350円(税込)
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クリアファイル3種セット
RISE! / 劇場版A / 劇場版B 各1,000(税込) |
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劇場版 機動戦士ガンダム Blu-ray トリロジーボックス 12,960円(税込)
同プレミアムエディションも販売中! |
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手ぬぐい 各1,000円(税込)
地球連邦軍とジオン公国軍のMSがそれぞれ特徴的なタッチで描かれた手ぬぐいも!
地球連邦軍とジオン公国軍のMSがそれぞれ特徴的なタッチで描かれた手ぬぐいも!
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マフラータオル ガンダム柄 / シャア専用ザク柄
各1,750円(税込) |
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タオルハンカチ グフ柄 / シャア専用ザク柄 / ガンダム柄 各650円(税込)
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アニバーサリーピンズ 500円(税込)
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ガシャポン戦士NEXT クリアVer 1回500円(税込)
ガシャポン戦士NEXTの特別版は1カプセル2個入り! |
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扇子 ガンダム柄 / シャア専用ザク柄 各1,750円(税込)
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一番くじ 1回500円(税込)
会場限定の一番くじでは、A賞からK賞まで『機動戦士ガンダム』のビジュアルシートがラインナップ!
A賞にはさらに特製のフレームが付属するぞ!
会場限定の一番くじでは、A賞からK賞まで『機動戦士ガンダム』のビジュアルシートがラインナップ!
A賞にはさらに特製のフレームが付属するぞ!
▲『機動戦士ガンダム』複製画の販売受付も実施!
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機動戦士ガンダム展図録 2,500円(税込)
今回の展覧会の各展示品および解説はもちろん、富野由悠季監督をはじめとした各界の著名人インタビューも掲載される図録は、ぜひとも手に入れておきたい!
今回の展覧会の各展示品および解説はもちろん、富野由悠季監督をはじめとした各界の著名人インタビューも掲載される図録は、ぜひとも手に入れておきたい!
限定アイテムは、この他にも「FW GUNDAM CONVERGE SP リアルタイプ」をはじめ、様々なアイテムが今後追加される予定とのことだ。続報をお楽しみに。
▲ガンプラを1,000体組み立て、翌年の東京会場でインスタレーション展示を行う「ガンプラ大作戦」のコーナーでは、数多くのガンプラたちが「ガンプラ組立セット券」を持つ来場者をお出迎え。
▲『機動戦士ガンダム』第1話「ガンダム大地に立つ!!」の名場面を再現できるフォトスポットも無料で楽しめるぞ!
▲大阪文化館・天保山のレストランでは、関西初出店となる「GUNDAM Café大阪出張所」が8月31日(日)までの期間限定でオープン。ドリンクメニューを注文すると、ここでしか手に入らない特製コースターがプレゼントされる。
さらに、大阪市営地下鉄では等身大ガンダムの広告が出現したりスタンプラリーが実施されたりしているので、こちらもぜひチェックしてみよう。
▲なんば駅の四つ橋線と千日前線の連絡通路には、原寸大の横たわるガンダムが出現!
▲大阪市営地下鉄の各駅ではスタンプラリーを実施中!さらに多彩な広告も出現!
今年でTV放映開始より35周年を迎える『機動戦士ガンダム』。約1,300点におよぶ貴重な制作資料をはじめ、その魅力を存分に堪能できる展示が満載の展覧会に、ぜひとも遊びに行ってみよう。会期は8月31日(日)まで。
詳しくは、 「機動戦士ガンダム展」公式サイトをご覧ください。
(ガンダムインフォ編集部)
機動戦士ガンダム展 THE ART OF GUNDAM
[開催日程] 2014年7月12日(土)~ 8月31日(日) ※会期中無休
[開館時間] 10:00~20:00 ※入館は19:00まで
[大阪会場] 大阪文化館・天保山(大阪府大阪市港区海岸通1-5-10)
[開催日程] 2014年7月12日(土)~ 8月31日(日) ※会期中無休
[開館時間] 10:00~20:00 ※入館は19:00まで
[大阪会場] 大阪文化館・天保山(大阪府大阪市港区海岸通1-5-10)
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