28º gennaio 2015
「機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX I」特集【第3回】その魅力を担当者に直撃インタビュー!
第3回では企画・制作を担当した高梨氏へ本書の魅力を直接伺う!
『機動戦士ガンダムUC』の完全設定資料集
「機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX I episode 1-3」は、いよいよ
本日1月29日(木)発売となった。
その中身について迫る特集、最終回の今回は「GREAT WORKS」の企画・制作を担当した バンダイビジュアル・高梨 実氏へのインタビューを掲載。( 第1回、 第2回はこちら)
――まず最初に「機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS」を企画するに至った経緯を教えてください。
高梨: 以前「TIGER&BUNNY」のテレビシリーズと劇場版で「TIGER&BUNNY KING OF WORKS」というBOX入りの資料集を作ったのですが、お客様方からの反応が良くて。その時「こういった資料って意外と需要があるんだな」と手応えを感じたんです。
その後、サンライズさんとの打ち合わせで「ガンダムでやるなら何がいいですか?」という相談をしたところ、「『ガンダムUC』がいいんじゃないですか」というご提案をいただきいたのがきっかけですね。
最近は電子書籍の流れもありますが、一覧性が高く読みやすいものって紙に勝るものは無いと個人的に思っています。それに、実際に手にした時の重さやページをめくっていく充実感は何物にも代えがたいですよね。なので、『ガンダムUC』の資料をほぼ全て、そのままの形で再現して、紙の出版物として資料集にしようと考えたんですね。『UC』の資料はほぼコレでコンプリートできます、っていうコンセプトの商品を作りたかったんです。
――なるほど。だから原画や設定は、ほぼ原版のまま収録されているわけですね。
高梨: そうなんです。『ガンダムUC』という作品には「匠の技」がたくさん盛り込まれています。
例えば『UC』の映像には奥行きのあるものが多いですが、それを形成している線の上手さ。あるいは設定の細やかさ。そういう随所にある「匠の技」を、可能な限り制作者の皆さんが使っている資料に近い形で触れることによって感じてもらいたかったんです。
――製品の仕様として、複数の冊子が入ったBOXを3つ作る、というのはその頃からすでに決まっていたんですか?
高梨: はい。設定が大量にあることはわかっていたので、最初から1巻では納まりきらないだろうとは思っていました。2BOXだと偏りができそうだったので、じゃあ3BOXにしましょう、と。
ただ、7本あるエピソードを3等分することはできないので、商品性やボリューム、物理的な条件を加味して、現状のようなepisode 1~3、episode 4~6、そして他より尺の長いepisode 7とに分けることになりました。
BOX IIIはスタッフインタビューなどをまとめた本も加わるので4冊入りになるかもしれません。そうすると全部で10冊セットになりますね。
――各本の表紙に使われている絵は原画ですか?
高梨: 通常の資料集ですと、よくセル仕上げの版権絵を使用しますが、今回はあえて原画を描き下ろしていただきました。
「あれ、このカット本編に出てきたっけ?」というような場面ばかりですが、実は本編に登場する名シーンの別アングルや別のカット割りをイメージしてお願いしています。
――そうだったんですね。それでは各本の見どころはどこでしょうか?また、大変だった点などがあれば教えてください。
高梨: 脚本は、読みながら場面を想像するのも良いですが、実際に映像と見比べていただくのも面白いかもしれません。
設定集は、まず現存する全ての設定を把握するのが大変でした。例えばユニコーンガンダムのビーム・サーベルひとつとっても、話数を追うごとにストーリーや演出の必要性によってバージョンアップされていたりして。そういったものは該当する話数のBOXに入っていますので、見比べてみるのも楽しいですよ。
原画集での見どころは、先ほどもお話した「匠の技」ですね。線の上手さ、絵の上手さ、構図の上手さをチェックしてもらいたいです。
今回はそれを再現するために、何層にも分かれた原画を1枚ずつ取り出して組み合わせて掲載しています。特にepisode 1は原画の枚数が多くて、大判の原画も多かったので苦心しました。膨大な原画から掲載するの絵を選ぶのは大変でもあり、制作に携わった方々の本作にかける意気込みを改めて感じることができる楽しい作業でもありました。
それぞれ、映像を観ながら3冊の本を行ったり来たりしながら読んでもらえると面白いと思いますよ。
――『ガンダムUC』の関連書籍は様々なものが出版されていますが、この「GREAT WORKS」ならではの特徴は何でしょうか。
高梨: 実際にスタッフが使っていた資料に余計な味付けをせず、現場のナマの臨場感を残したままなるべく原寸で収録し、さらにコンプリート性を求めた点です。それは他の本にはない一番の特徴ですね。ちょっと値段がお高く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ボリュームとクオリティーで言えばおトクです!
それとカトキハジメさんのBOXイラストがとても素晴らしいです。全てのBOXに描き下ろしをしてくれると約束してくれているので、こちらも楽しみにしていてください。ぜひお手にとって見ていただければと思います。
――ありがとうございました。
その中身について迫る特集、最終回の今回は「GREAT WORKS」の企画・制作を担当した バンダイビジュアル・高梨 実氏へのインタビューを掲載。( 第1回、 第2回はこちら)
――まず最初に「機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS」を企画するに至った経緯を教えてください。
高梨: 以前「TIGER&BUNNY」のテレビシリーズと劇場版で「TIGER&BUNNY KING OF WORKS」というBOX入りの資料集を作ったのですが、お客様方からの反応が良くて。その時「こういった資料って意外と需要があるんだな」と手応えを感じたんです。
その後、サンライズさんとの打ち合わせで「ガンダムでやるなら何がいいですか?」という相談をしたところ、「『ガンダムUC』がいいんじゃないですか」というご提案をいただきいたのがきっかけですね。
最近は電子書籍の流れもありますが、一覧性が高く読みやすいものって紙に勝るものは無いと個人的に思っています。それに、実際に手にした時の重さやページをめくっていく充実感は何物にも代えがたいですよね。なので、『ガンダムUC』の資料をほぼ全て、そのままの形で再現して、紙の出版物として資料集にしようと考えたんですね。『UC』の資料はほぼコレでコンプリートできます、っていうコンセプトの商品を作りたかったんです。
――なるほど。だから原画や設定は、ほぼ原版のまま収録されているわけですね。
高梨: そうなんです。『ガンダムUC』という作品には「匠の技」がたくさん盛り込まれています。
例えば『UC』の映像には奥行きのあるものが多いですが、それを形成している線の上手さ。あるいは設定の細やかさ。そういう随所にある「匠の技」を、可能な限り制作者の皆さんが使っている資料に近い形で触れることによって感じてもらいたかったんです。
――製品の仕様として、複数の冊子が入ったBOXを3つ作る、というのはその頃からすでに決まっていたんですか?
高梨: はい。設定が大量にあることはわかっていたので、最初から1巻では納まりきらないだろうとは思っていました。2BOXだと偏りができそうだったので、じゃあ3BOXにしましょう、と。
ただ、7本あるエピソードを3等分することはできないので、商品性やボリューム、物理的な条件を加味して、現状のようなepisode 1~3、episode 4~6、そして他より尺の長いepisode 7とに分けることになりました。
BOX IIIはスタッフインタビューなどをまとめた本も加わるので4冊入りになるかもしれません。そうすると全部で10冊セットになりますね。
――各本の表紙に使われている絵は原画ですか?
高梨: 通常の資料集ですと、よくセル仕上げの版権絵を使用しますが、今回はあえて原画を描き下ろしていただきました。
「あれ、このカット本編に出てきたっけ?」というような場面ばかりですが、実は本編に登場する名シーンの別アングルや別のカット割りをイメージしてお願いしています。
――そうだったんですね。それでは各本の見どころはどこでしょうか?また、大変だった点などがあれば教えてください。
高梨: 脚本は、読みながら場面を想像するのも良いですが、実際に映像と見比べていただくのも面白いかもしれません。
設定集は、まず現存する全ての設定を把握するのが大変でした。例えばユニコーンガンダムのビーム・サーベルひとつとっても、話数を追うごとにストーリーや演出の必要性によってバージョンアップされていたりして。そういったものは該当する話数のBOXに入っていますので、見比べてみるのも楽しいですよ。
原画集での見どころは、先ほどもお話した「匠の技」ですね。線の上手さ、絵の上手さ、構図の上手さをチェックしてもらいたいです。
今回はそれを再現するために、何層にも分かれた原画を1枚ずつ取り出して組み合わせて掲載しています。特にepisode 1は原画の枚数が多くて、大判の原画も多かったので苦心しました。膨大な原画から掲載するの絵を選ぶのは大変でもあり、制作に携わった方々の本作にかける意気込みを改めて感じることができる楽しい作業でもありました。
それぞれ、映像を観ながら3冊の本を行ったり来たりしながら読んでもらえると面白いと思いますよ。
――『ガンダムUC』の関連書籍は様々なものが出版されていますが、この「GREAT WORKS」ならではの特徴は何でしょうか。
高梨: 実際にスタッフが使っていた資料に余計な味付けをせず、現場のナマの臨場感を残したままなるべく原寸で収録し、さらにコンプリート性を求めた点です。それは他の本にはない一番の特徴ですね。ちょっと値段がお高く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ボリュームとクオリティーで言えばおトクです!
それとカトキハジメさんのBOXイラストがとても素晴らしいです。全てのBOXに描き下ろしをしてくれると約束してくれているので、こちらも楽しみにしていてください。ぜひお手にとって見ていただければと思います。
――ありがとうございました。
高梨 実
バンダイビジュアル株式会社所属。OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』など多数の映像作品でプロデューサーを担当。本BOXの企画・編集を務める。
バンダイビジュアル株式会社所属。OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』など多数の映像作品でプロデューサーを担当。本BOXの企画・編集を務める。
完全設定資料集 機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX I episode 1~3
【発売日】
2015年1月29日(木)
【定価】
8,000円(税抜)
【仕様】
A4サイズ・本文全1,176P
品番: EC-1009
ISBN: 978-4-89457-108-2
JANコード: 192-0076-08000-1
○設定資料集 … episode 1から3の制作現場で使われた設定資料を可能な限り再現!
(艦艇類を除く、艦艇類の設定はBOX IIに収録)
○原画集 … 各話の美麗原画を150カットにわたって再現し収録!
○脚本・絵コンテ集 … 脚本と絵コンテの決定稿を完全収録!
○特製収納BOXはカトキハジメ氏描き下ろし!
○福井晴敏氏からのメッセージを収録!
(BOX I・IIにはメッセージを収録予定、BOX IIIには書き下ろし小説を収録予定)
【発売日】
2015年1月29日(木)
【定価】
8,000円(税抜)
【仕様】
A4サイズ・本文全1,176P
品番: EC-1009
ISBN: 978-4-89457-108-2
JANコード: 192-0076-08000-1
○設定資料集 … episode 1から3の制作現場で使われた設定資料を可能な限り再現!
(艦艇類を除く、艦艇類の設定はBOX IIに収録)
○原画集 … 各話の美麗原画を150カットにわたって再現し収録!
○脚本・絵コンテ集 … 脚本と絵コンテの決定稿を完全収録!
○特製収納BOXはカトキハジメ氏描き下ろし!
○福井晴敏氏からのメッセージを収録!
(BOX I・IIにはメッセージを収録予定、BOX IIIには書き下ろし小説を収録予定)
■
今後の発売予定
機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX II
【発売日】2015年3月27日(金)
【定価】7,500円(税抜)
episode 4~6の設定資料に艦艇類を加えて掲載!
機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX III
【発売日】2015年5月29日(金)
【定価】4,000円(税抜)
福井晴敏氏書き下ろしオリジナル小説を始めとして、episode 7の設定・原画・脚本・絵コンテに加え、スタッフインタビューを収録予定。
各BOX共通仕様
○特製収納BOXはカトキハジメ氏描き下ろし。
機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX II
【発売日】2015年3月27日(金)
【定価】7,500円(税抜)
episode 4~6の設定資料に艦艇類を加えて掲載!
機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX III
【発売日】2015年5月29日(金)
【定価】4,000円(税抜)
福井晴敏氏書き下ろしオリジナル小説を始めとして、episode 7の設定・原画・脚本・絵コンテに加え、スタッフインタビューを収録予定。
各BOX共通仕様
○特製収納BOXはカトキハジメ氏描き下ろし。
『機動戦士ガンダムUC』の膨大な資料を詰め込んだ設定資料集の決定版「機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX I episode 1-3」は、バンダイビジュアル公式ショップ「BANDAI VISUAL CLUB」ほか全国の書店にて好評発売中。
BANDAI VISUAL CLUBの販売ページは こちら。
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